Let's  cook  Thailand

 タイの屋台
     

「タイ料理といえば…→ やっぱり、まずは屋台!!」

 タイの街を歩いていると、本当に多くの料理屋台を目にする。自分の家を改造して屋台にしている所もあれば、車輪つきの屋台を牽いて街中を歩き回っている店もある。

'03年1月末のカンボジアのタイ大使館襲撃事件の際も、事件翌日にはバンコクのカンボジア大使館前にタイ国旗をつけた屋台が何軒も出ていた。人のいる所には、どんな所であろうと屋台が必ず出店している。
 果たして、こんなに沢山の屋台があって、この“屋台商売”は成り立っているのであろうか? と余計な心配までしそうになってしまうが、タイ人の中には屋台商売だけでしっかりと家族の生計を立てている人が少なくない。

なぜか? 答えは簡単→「売れるから」である。

タイ人の一般家庭にはキッチンが無い事が多い。確かにベンツを何台も乗り回しているような、裕福タイ人(タイの金持ちは日本人と比較してはいけない位、超スーパーリッチ)の家には素っ晴らしい台所があり、美味しい料理を作る女中さんがいて、屋台料理なんかは決して食べていないのであろうが、そんなタイ人はごく一部である。

ここで言う普通のタイ人とは勿論そんな人ではなく、タイで一般的に「普通」と呼ばれる人々の事である。
 自宅で毎日お母さんが家族の分の夕飯を作っているという家庭はタイでは意外と少ない。小さな電気鍋を使って簡単なおかずを作る事はあるようだが、本格的なタイ家庭料理を毎日作るということは、特に都市部ではあまり見かけない。夕食は殆どを屋台で買ってきて済ましてる家庭が多いのが実状である。
タイは日本に比べれば平均賃金がはるかに安く、父親一人だけの収入ではとても家族を養えない。その為、母親も毎日働いている共働き夫婦は昔から普通だからである。

また、タイの屋台は独特の雰囲気もあり、結構美味しい。やれ不衛生だの、水にあたるだのと言う声をよく耳にするが、それは一昔前の話であって、最近のタイ人は屋台でも衛生に気をつける人は徐々にではあるが増えてきている。飲み水に関しては殆どの屋台がそれなりの対策をとっているので、まず心配はいらない。

“水道水は決して飲まない”は既にタイ人の常識である。

トップへ戻る